Books and Travel

訪問地をよく知るための本や、映画、マンガのご案内

2018-01-01から1年間の記事一覧

【フィレンツェ】悪魔のパス 天使のゴール/村上 龍

イタリアサッカーリーグ セリエAで活躍する日本人選手と、彼の周囲で巻き起こる奇妙な事件をとりまく物語。サッカー界の裏側の話ももちろんだが、サッカーチームのあるイタリアの街やそのサポーター達のメンタリティが生き生きと描かれている。特に劇中何度…

【香港】未必のマクベス/早瀬 耕

日本のIT企業の香港支店を舞台にした経済サスペンス小説。ITに関してはインターネットセキュリティが中心で、現在のネットワーク技術の裏側の仕組みに関してもとても面白く描かれている。香港を中心にマカオ、中国、東南アジアの国々を歴訪するような内容の…

【ミュンヘン】Blue Giant Supreme1/石塚真一

Jazzの名作マンガBlue Giantの続編、第1巻目。主人公が初めて海外に降り立つ。冬の寒々としたドイツの空気。周囲の人々が抱く感情や、初海外での孤独とそれを打ち破っていく力強さが生き生きと読める。 BLUE GIANT SUPREME 1 (ビッグコミックススペシャル) …

【ベネチア】緋色のヴェネツィア/塩野七生

水の街ベネチアは”世界で一番美しい街”とも言われ、世界各地には〜〜のベネチアという異名を持つ場所が沢山ある。 そんな美しい街ベネチアの歴史が、サスペンス調で書かれた本です。舞台は16世紀前半のベネチアを中心とした地中海沿岸地域。トルコ、スペイ…

【シンガポール】タックスヘイブン/橘玲

税逃避地という怪しげな異名を持つ地域は世界各地にある。名高いのは先日米朝会談が行われた地でもある、東南アジアの金融中心地でもあるシンガポールだろう。"タックスヘイブン"というタイトルの通り、金融が中心の小説だが、同級生同士の淡く感情や、成長…

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