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【ベネチア】緋色のヴェネツィア/塩野七生

水の街ベネチアは”世界で一番美しい街”とも言われ、世界各地には〜〜のベネチアという異名を持つ場所が沢山ある。

そんな美しい街ベネチアの歴史が、サスペンス調で書かれた本です。
舞台は16世紀前半のベネチアを中心とした地中海沿岸地域。
トルコ、スペイン、ローマ帝国との繊細で微妙な関係性や、歴史を紐解く上でもとてもわかりやすく描かれている。

ベネチアのシンボル”聖マルコ広場”や”リアルト橋”など実在の地名も出てきますが、
描かれたこの時代と、21世紀の現代とも、おそらくそんなに見ている景色は変わらないのではないか?と思える。
 

緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫)

緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫)